2017年05月07日

Rickets / Deftones

昔の映画を観ていると、(今の感覚からしたら)滅多に聴かない文語的な台詞におやっとなります。酔拳の吹き替えで酒飲みながら師匠が「どうじゃこの馥郁たる香り」とか言ってたり、黒澤明の天国と地獄で「頑是無い」なんて言い回しが出てきたり。
ご立派な文芸作品ではなく当時の大衆向けの映画であることを考えると、言葉の移り変わりのめまぐるしさに圧倒されます。前者はおじいさんがちょっと格好を付けて使う形式張った表現というかたちですが、後者は普通の会話でひょいひょい出てくるんですよね。今となっては中原中也の詩以外で使う機会があんまりなさげなフレーズですが。


昔からある言葉と言えど、大抵の表現は何かの権威として便利使いできることもないので、保ち守られずマジ忘れられていくんですねぇ。

などと偉そうに言っていますが、たまに分からない表現が出てきて(特に昔の時代物)ひえっとなることもあります。日々勉強。


posted by 尼野ゆたか at 21:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする